結束バンドは使用環境によって高い特性が必要です

ケーブル類をひとまとめに束ねるのに便利な結束バンドは、さまざまな材質のものがあります。

その材質により耐熱性・耐湿性・耐候性・耐薬品性などを有した特長があり、必要な引張り強度も求められます。使用される環境や条件で効果的に使用するためには、その環境・条件に最適な材質の結束バンドを選定する必要があります。その選定が最適であると無用な再施工がなくなり、結果的にコストダウンを図ることに繋がります。屋外で使用する場合、耐候性が高いものにする必要があり、太陽光線の紫外線に強いものを選定します。

紫外線はプラスチックの分子構造にダメージを与え、属性が浸食されていき、退色したり表面の光沢も失われ強度的にもろくなり、引張り強度と伸長度が減衰していくのです。家庭用などで使用する場合は耐熱性の高いものを選定するといいでしょう。プラスチック材料は高熱にさらされると酸化し、特性が劣化します。そして時間がたつと脆くなり、それによって衝撃と振動に影響され、環境不適合となる可能性が高い状態になるのです。低温下でも脆くなりますが、室温に戻れば材質の特性の劣化は少なくなります。

結束バンドは難燃性も高いことが望ましいことがあり、例えばストーブやコンロの近くで結束バンドを使う場合、燃えにくいものを使用することが望ましいです。ナイロンなどにも難燃性のものがありますが、間違いないのはステンレスなどの不燃性のものを使うことになります。結束力を表すループ引張り強度は、結束バンドの幅によって変わりますが、同じ幅のものであっても材質によっても異なりますので、選定の際はその点も考慮することになります。

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