結束バンドの概念 食品業界や家庭で使われるもの

通信線・電線など、複数のケーブル類をひとまとめにする用途で使用されるものが結束バンドです。

材質は樹脂または金属であることが多いです。別名としてケーブルタイ、ナイロンタイと呼ばれることもあり、作業性や耐久性の高さから、食品業界、電設・通信工事などの現場、自動車・鉄道製作など各種産業用として広く用いられています。一般家庭でも利便性の良さや安価なことから使用頻度が高いものとなっています。結束バンドはさまざまな環境の下で使用されることが多く、耐候性・耐熱性・耐薬品性など物理的、化学的な性能が要求されます。

そのため結束バンドには、ナイロン・ポリプロピレン・ステンレススチールなど、材質の特長を活かしたさまざまなものが商品として存在します。食品業界で結束バンドを使用する場合、その全部、あるいは一部が混入すると問題になりますので、金属センサーが反応するよう金属を混ぜた製品が使われることがあります。また食品業界以外でも飲料・製薬などの現場にも使用することがあり、異物混入の有効な対策になっています。

これに加えて識別が容易なように、目立つカラーすることもあり、異物混入を未然に防ぐ対策がとられることもあります。結束バンドは外観は同じ材質に見えても、異なっている場合があります。引っ張り強度も異なりますので選定には注意が必要です。また結束後でも先端のヘッド部のタブを下げることで簡単に取り外せ、再使用できるタイプがあり、家庭で使用するときには大変便利なものがあります。

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