屋外で配線を行わなければならない場合には耐候性のケーブルを使用することが一般的ですが、これを過信しすぎると思わぬトラブルを発生させてしまうことがあるため注意をしなければなりません。
定期的に点検を行うなどその状態を確認し、老朽化やその他の状態の変化を感じたら新たなものと交換することが必要となります。耐候性のケーブルの特徴は外部の皮膜が一般のものに比べて温度変化に強く水濡れや直射日光に耐えることができる素材を利用していることが多くなっています。通常の場合には太陽光の紫外線を浴びることで表面が硬化し非常にもろくなってしまうほか、雨風にさらされるとやはりもろくなってしまうと言う特性を持っていることから、トラブルの原因となることが少なくありません。
耐候性のテーブルはこれらの環境に対して耐えうる素材を利用しており、屋外でも充分に様々な環境の変化に耐えることができるものとなっているため安心して利用できるものとなっています。
しかし耐候性のケーブルであっても長期間屋外で使用した場合には緩やかですが硬化などの症状が発生してしまうことが少なくありません。この場合には一般のケーブルと同様に様々なトラブルを招いてしまう危険があるため、定期的に点検を行い異常を発見したら交換をすることが重要です。またその寿命も環境によって大きく異なるので、そのケーブルの特性を過信せずに点検を行い、危険を感じたら速やかに交換をすることが安定したシステムの稼働を支えるものとなるのです。